虹の生まれる場所  新譜案内

  
「さんごの森、海に溶ける太陽・・・
            南の島のリズムにのせて、
              せつなさと希望が交錯するリリカルワールド」


  
2008年4月16日マグノリアレコードより新しいアルバムが発売になりました。
 この作品は長年演奏家として私を支え、私の作品を理解してきてくれた、
 ベーシストでもあり、レコーディングエンジニアでもある芹澤シゲキさんを
 音楽監督に迎えての作品となっています。               

 
 波照間島での暮らしは私を大きく変えてくれました。
 自然と共に生きる暮らし、白い砂、珊瑚の海、生活と共に息づく島唄、
 三線の音、伝統舞踊、野生のヤギたち、尽きることのない         
 ゆんたく(おしゃべり)祭り、そして夜毎繰り広げられる酒宴。      
 真っ黒に日焼けした子どもたちの笑い声、先祖と共に大らかに生きる    
 島の人々。                          

 そんな愛すべき沖縄の風景も少しずつ変わってきていると聞きますが、
 島で教えてもらった大切なことを伝えられたら、また乳がんという病気を
 経て感じた、「生きること」への想いや、喜びや希望を表現したいという
 想いからこのアルバム作りが始まりました。

 アーティストは総勢28名+猫一匹が参加。
 とても大勢のアーティストたちが友情出演してくださりました。また録音
 は自宅を始め、友人宅でのグランドピアノ録音、友人の勤務する音楽学校
 のスタジオやお寺等で行いました。
 お寺にいる野良猫のくろちゃんも声で参加してもらったりと、
 すべてが「手作り」な作品となりました。

 レコーディングはとても楽しく、お菓子や弁当やみんなの笑い声が飛び交い
 エンジニアのせりちゃんはそんな私を急かすことなく
 本当に丁寧な作品を作ってくれました。

 まさにそこは虹の生まれる場所でした。

 また、アルバムのキャッチコピーは友人の横田万利江さんが、
 ライナーノーツには友人の(株)クエスト社長、川田正尚さんが書いてくれ
 ましたので下記に掲載いたします。

 みんなの愛の詰まった私の自信作です。
 「虹の生まれる場所」をどうぞ聴いてください。

************************************

     ララリーヌ 2nd  アルバム「虹の生まれる場所」


  (Magnolia Record (税込価格2,000円)

    商品番号 4524505280669) MR−001
       2008年4月16日より全国CDショップにて発売。

    1、虹の生まれる場所
2、吹き上がる風に、わきあがるリズム
3、扇風機と昼寝
4、船にのって
5、飯田橋の桜
6、What a wonderful world
7、キジムナーおじさん
8、南の島の夜 

              (参加ミュージシャン)
    
    ララリーヌ(歌、アコーディオン)
    永守健治(ギター)
    芹澤シゲキ(ウッドベース)
    三好芫山(尺八)
    中野督夫(ギター・コーラス、口笛 fromセンチメンタルシティロマンス)
    渡辺亮(パーカッション)
    村山としや(ピアノ)
    大八木幸恵(琴)
    岡田浩安(サンポーニャ)
    HIROKING(ブルースハープ)
    柴田浩司(ドラム)
    相馬光(フルート)
    ミウラ一号(パーカッション)
    
            (コーラス他)
  
  LINA、伊藤美奈子 、neomii、ONE-TRICK-PONY、秋山明美、宮守敦子、
 宮原panda裕子、
加藤圭子、阿瀬見若葉、LUBE−HI、小笠原珠姫、
 小笠原正俊、相原祐伽、大八木愛乃、くろちゃん(猫)

         お問い合わせ/株式会社 楽工房
  〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-37-15-202 TEL 03-3481-3300   

************************************

   ララリーヌ・アルバム「虹の生まれる場所」/ライナーノーツ

 ララリーヌにとって、波照間島/石垣島で過ごしたことは、まさに人生の
 大きなターニングポイントであり、音楽の原点ともなっている。


  南の島の自然やそこに暮らす人々にインスパイアされ、シンガー、そして
 ソングライターとしてのララリーヌが確立されたといってもいいかもしれ
 ない。
 このアルバムは、ジャズスタンダードの1曲を除き、すべて彼女自身の
 作詞・ 作曲によるナンバーで構成された、
  ララリーヌの代表作といえる作品を全8曲収録

 ララリーヌを長年にわたりサポートし、彼女の音楽には欠かせない
 パートナーであるギタリストの永守健治と、プレーヤーとしても
 エンジニアとしても今回のレコーディングをとりまとめたベーシストの
 芹澤シゲキを中心としたメンバーに、豪華なゲストミュージシャンと多く
 の仲間たちを迎え、集大成ともいえる完成度の高いオリジナルアルバムに
 仕上がっている。

 それぞれのミュージシャンの個性が随所にちりばめられているのも聴き所
 として興味深いが、ひとつひとつの曲に彼女自身の想い入れが詰まっており
 それを的確に表現するためにミュージシャンたちが本当に素晴らしいサポー
 をしているとも感じられるのだ。

 これも、彼女の幅広くユニークな交友関係の賜物か。
 たぶん、誰が耳にしても心地よく、時に胸をしめつけられるだろう。
 そんな作品群をぜひ楽しんでみてもらいたい。
 
1.虹の生まれる場所
  
  オープニングはタイトルチューン。打ち寄せる波の音と澄んだ水のような
  村山としやのピアノの繊細な音色に導かれ、透明感のあるボーカルへと続
  いていく。

    ラテンパーカッションの第一人者・渡辺亮をフューチャーし、亜熱帯の
  自然の営みが目に浮かんでくるようなナンバー。

2.吹きあがる風に湧き上がるリズム

  一転して、永守健治のリズミカルなギターサウンドから始まる軽快な曲。

    生命の息吹、新たな誕生を祝福するようなイメージがあり、
    愛娘の誕生を心待ちしていたときの曲かと思ったが、意味合いはそれだけ
  でもないらしい。

    鼓動を感じさせる柴田耕司のドラムとHIROKINGのエモーショナルな
  ブルースハープが圧巻。

3.扇風機と昼寝

  夏の遅い午後、少し風が心地よくなる時間の昼寝は時として幼い頃に回帰
  する事ができる。
  幼い頃、昼寝から目覚めたとき買い物に行ってしまった母の姿を探して切
  なくなった事を、
この曲を聴いて思い出した。
  目が覚めても愛しい誰かにそばにいて欲しいもの。
  トイピアノの音やミウラ1号の遊び心たっぷりのパーカッションがそんな
  憧憬をうまく表現している。

    クロちゃん(猫の声のサンプリング)も熱演。

4.船に乗って

  時系列で言うと、物語のプロローグ部。まだ見ぬ南の楽園に胸躍らせ思い
  を馳せるイメージを、ボサノバのリズムにのせて。

    船上の爽やかな風を想わせる相馬光のフルートが心地よく響く。

5.飯田橋の桜

  毎年変わらずに巡ってくる桜の時期に今は亡き友人との青春を回想する曲

  聴き所は三好芸山の尺八と大八木幸恵の琴によるインプロビゼーション
  パート。

    郷愁を紡ぐような尺八と、風に舞う花を想わせる琴の音色は、かつての楽
  しい時代に思いを馳せる切ない心情を見事に歌い上げ、楽曲のなかに自然
  に溶け込んでいく様は、感嘆するほかなく、一聴に値する演奏である。

6.What a Wonderful World

  いわずとしれたサッチモの代表的なナンバー。
  当初日本語で歌う予定だったが、諸事情で断念。
  そちらのバージョンは今後のライブで楽しんで欲しい。

    ここでは、芹澤シゲキの胸にしみこむようなベースプレイが素晴らしい。

7.キジムナーおじさん

  地元の人が聴いても思わず微笑んでしまうという、古き良き島の日常を、

    キジムナーという沖縄に住む妖怪になぞらえた人物を主人公に、コミカル
  に描いた作品。
  アルバムの代表曲であり、誰でも楽しめる秀悦な楽曲。間奏から口笛を吹
  きながら登場するキムジーナおじさんは名古屋発祥の伝説のロックバンド
  センチメンタルシティロマンスの中野督夫。
  軽妙なコーラスやギターで奔放きわまりない人物を好演。
  彼以外に演じられる人は考えられないほどハマッテいる。
  総勢20名のミュージシャンが参加、実力派歌手たちによるコーラスワーク
  も圧巻、子どもたちのコーラスも微笑ましい。

8.南の島の夜

  キジムナーおじさんの繰り広げた壮絶な宴の後、ひっそりと一人夜の浜辺
  で広い宇宙に身をゆだねているイメージだろうか。
  南の島に暮らし、その自然を愛する、もっともララリーヌらしい曲ではな
  いだろうか。
  星空を思わせるような岡田浩安のサンポーニャの音色も美しい。
    リピートで聴いたとき、自然にオープニングナンバーにつながっていく
  ように考えたとのことなので、試してみて欲しい。

::: TOP PAGE :::